各種チャット・メッセンジャーアプリの送信(改行)ショートカットについて考える
2017-03-13
みなさん、メッセンジャーアプリ使ってますか?
スマホの普及によってLINEを筆頭に、様々なメッセンジャーアプリやチャットアプリが出てきており、今やビジネスシーンでも使われることが多くなってきました。
それぞれ色々なチャットやメッセンジャーを併用している人も多いと思います。
今回は、そんなチャットやメッセンジャーを使っていく上で、「メッセージの送信」と「メッセージの改行」の操作についてややこしすぎると思っていたので、傾向を調べて考察してみたいと思います。
「メッセージの送信」と「メッセージの改行」のややこしさ
多くのメッセンジャーアプリでは、Enter
かCtrl(command)+Enter
もしくはShift+Enter
によって、メッセージを送信することができますが、アプリによってどれが送信のショートカットキーかは異なります。
また、メッセージの改行も、多くのメッセンジャーアプリではEnter
かCtrl(command)+Enter
もしくはShift+Enter
のうちのどれかです。
アプリによってショートカットキーが異なるため、改行しようと思っていたのに送信してしまったり、その逆が発生することが結構多いです。
友人間程度なら誤送信が問題になることはないでしょうが、そうでない大事なメッセージを中途半端な状態で送ってしまい、しかもそれが削除できない仕様のアプリだった場合、悲惨なことになりかねません。
各アプリごとに、ショートカットキーがどのように設定されているかを調べてみます。
アプリごとの「メッセージの送信」と「メッセージの改行」のショートカットキー
私がよく利用するチャット・メッセンジャーアプリでは、以下のような具合になっていました。
アプリ・サービス名 | メッセージの送信 | メッセージの改行 |
---|---|---|
LINE | Enter | Shift+Enter |
Skype | Enter | Shift+Enter |
iMessage | Enter , Ctrl(command)+Enter , Shift+Enter | Shift+Control+Enter |
Twitter(ツイート) | Ctrl(command)+Enter | Enter , Shift+Enter |
Twitter(メッセージ) | Enter , Ctrl(command)+Enter | Shift+Enter |
Facebook(Messenger) | Enter , Ctrl(command)+Enter | Shift+Enter |
Google ハングアウト | Enter , Ctrl(command)+Enter | Shift+Enter |
ChatWork | Ctrl(command)+Enter , Shift+Enter | Enter |
Slack | Enter | Shift+Enter |
なお、上記はmacOSのPC版アプリケーションでの検証結果です。同じアプリケーションの場合、Windowsでも同様の結果が得られるはずです。また、macOSにはoption
キーがありますが、アプリ毎に挙動がバラバラで一覧が複雑になるため、今回は検証から除きました。
考察
調べてみると、異端児がいたりして、なかなか統一されていない印象です。
結果として、メッセージの送信はEnter
、メッセージの改行はShift+Enter
が多数派のようです。
Ctrl(command)+Enter
はアプリやサービスによって利用できなかったり、利用できても挙動がバラバラだったりするので、利用しないのが賢明でしょう。ただ、「Twitter(ツイート)」においてショートカットキーで送信したい場合はCtrl(command)+Enter
が必要であることを覚えておく必要があります。なお、ツイートはツイートボタンがあるので、必ずしも覚える必要はないです。
「Twitter(ツイート)」と「ChatWork」に限り、メッセージの送信と改行の動作が、一般的なものとは真逆に動作します。Enter
で改行となります。
これは、両サービスが、メッセージには改行を含む長文が送信されることを想定しているためでしょう。
まとめ
各種チャット・メッセンジャーアプリの「メッセージの送信」と「メッセージの改行」のショートカットキーの傾向について調べてみました。
結果としては、通常は、メッセージの送信はEnter
、メッセージの改行はShift+Enter
と覚えて問題ないです。しかし、「Twitter(ツイート)」と「ChatWork」に限り動作が真逆であることを留意しておく必要があるでしょう。
なお、今回は各種サービスから一般的に提供されているインターフェース上で検証したものであり、特殊なクライアントを利用している場合は結果が必ずしも一致するとは限りませんので、ご注意ください。