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2016-01-26

ITエンジニアに資格は必要なのかどうか

皆さんは何か、資格などお持ちでしょうか。

IT企業に勤めるエンジニアであれば、会社に特定の資格を取るように言われて取得したという人もいることでしょう。

今回はそんなエンジニアであれば誰もが取得することについて考えるであろう「資格」について、その必要性を考えてみます。

必ずしも必要ではない

まず初めに、私の思う結論から。

私は、IT系の資格に関しては、必ずしも必要ではないと思っています。

IT系の資格というものは、「弁護士資格」や「自動車運転免許」のように、なければ特定の何かの業務ができなくなるというものではありません。あればより良い、という程度のものです。

そういう前提から、必ずしも取得する必要はないし、取得するために無理をして本業をおろそかにするようなことはあってはならないと考えています。

資格で高評価が得られるとは限らない

なぜ人はみな、資格を取るのか。

それは、特定の技術を身につけるためであり、特定の技術を身につけていることを第三者に客観的に評価してもらうためです。

一見、後者の第三者からの評価の方が重要なように感じるかもしれませんが、エンジニアにとって真に重要なのは、むしろ前者の、特定の技術を本当に身につけているかどうかです。

皆さんも学校のテストなどで経験があると思いますが、過去問を解いて傾向だけをつかんで、一夜漬けで臨んだ試験に合格しただけでは、本当にその科目についての理解があるとは言えません。学校のテストでは、合格点さえ取れば、その後何か実力を問われる機会があるわけではないので、それでも問題ありません(受験などでは使いますが)。

しかし、IT系の資格については、その後に必ず「実務」がついてきます。

つまり、資格を取得していると評価を得ることが目的で資格を取得するのは間違いで、本来は資格を取得した後にその技術を活かして業務のレベルを上げることが目的であるはずなのです。

しかしながら、現在のIT系の資格、特にベンダー資格においては、いわゆる過去問丸暗記の無意味な勉強が横行しており、本来そのレベルの技術を持たない人間が資格を取得している現状があるように感じます。

そして、技術者を評価する側も、そういう現状については理解がありますので、「資格を持っている」イコール「その技術については完璧」という評価はせず、「その技術に関する基本的な知識はあるんだな」程度の評価をします。つまり、決定的に実力をアピールするほど、力強い確かなものにはならないのです。

勉強を始めるキッカケとしてはとても良い

アピールにならないとは言いつつも、やはり特定の技術を身につけるのには資格勉強は有用です。

資格取得のためには、基本的な知識をひととおり網羅する必要がありますので、その資格の参考書や問題集を使って勉強をすることにはとても意味があります。事実、私も資格取得のために始めた勉強で、多くの基礎的な知識を身につけました。

資格を取ることよりもむしろ、資格を取るための勉強をすることに意味があるのです。

私のいるWeb業界では、情報処理の基礎も知らない低レベルなエンジニアがたくさんいますから特に思いますが、基礎的な座学に関しては、資格の取る取らないに関わらず、やっておくべきです。そのときのモチベーション向上のために、資格取得を目指すというのであれば、それは賢い選択だと思います。

要は、ちゃんと技術力を身につける目的で、資格取得を目指しなさい、ということです。

「資格」よりも「実務経験」の方が圧倒的に重要

「資格」によって得られるものは、その技術を使うどのプロジェクトでも当てはまる(応用できる)ような基礎的な技術に関する知識のみです。

対して「実務経験」によって得られるものは、そのプロジェクトで扱う技術知識全般に加え、チームのマネジメント力やコミュニケーション能力、営業力、設計力、運用上のノウハウなど様々です。

そして実際に実務をやる上で重要なのは、やはり後者です。

資格だけ大量に持っていて実務経験が皆無な人間と、資格はないが実務経験が非常に多い人間だったら、確実に実務経験が多い人間が管理職やチームリーダーなどの上の立場に立つことができます。学問的な知識だけでプロジェクトを成功に導くことはほぼ不可能だからです。

冒頭で本業をおろそかにしてはいけないと述べたのは、これが理由です。実務経験を蓄積できるチャンスは逃さないようにしましょう。「資格」と同様に、それは自分をアピールできる武器になります。

資格は、他者との差別化には有用

あなたがもし派遣技術者であったり、新人エンジニアであるならば、取得した資格は他者との差別化に有用かもしれません。

自分の実力をアピールできるだけの実務経験や営業力、技術力があればいいのですが、そういった特筆できる能力がなく、同レベルのエンジニアが周りにウジャウジャいるような状況では、他者との差別化のために資格を取得するのはいいかもしれません。新人エンジニアの頃は誰もがそういう状況だと思います。

技術者派遣の面接であったり、人事評価であったり、そういった場面で、現場経験や職歴のないエンジニアは、資格取得が他者との大きな区別になる可能性があります。

まとめ

昨今はエンジニア不足と言われていますので、資格があるかどうかが致命的な差になる場面は少ないかと思います。

とはいえ、あって困るものでもないので、余裕があるのであれば、取得するに越したことはないと思います。会社によっては、資格を取得したという努力そのものを認めてくれるところも多いので。

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