綺麗に死ぬITエンジニア

1時間ごとに通知してくれるMacアプリ「Stand」を半年間試してみた結果

2016-10-21

ITエンジニアとして仕事をしていると、時に時間を忘れて適切に休憩などを取れないまま、長時間机に座りっぱなしでぶっ通し作業に没頭してしまうこともしばしばあります。

そんな中、機能は単純で簡単だけれども、面白そうなアプリを見つけたので、半年間実際に仕事中に使用して試してみました。

立ち上がることを習慣づけるMac向けアプリ「Stand」

Stand for Mac」は、長時間机で座ったまま作業する人向けに作られた、1時間ごとに立ち上がることを促すアプリケーションです。

1時間ごとに、Macの通知センターへ通知が行き、「立ち上がる時間ですよ!」とお知らせしてくれます。ただ、それだけのアプリです。簡単。

立ち上がることの重要性

世の中には、「エコノミークラス症候群」という、恐ろしい疾患があります。

これは、長時間同じ姿勢を取り続けて発症するもので、最悪の場合死に至ります。

飛行機内などでよく発症するものとされており、地震(2004年新潟県中越地震、2011年東北地方太平洋沖地震、2016年熊本地震など)で車中泊を余儀なくされた人たちの中にも、エコノミークラス症候群で亡くなったとされた方がいます。

定期的に立ち上がり、血流を良くすることは、非常に重要なのです。

実際に半年間使ってみた結果

使用し始めた最初の1~2ヶ月程度は、非常に有用に感じました。定期的に休息をとる習慣をつけるための第一歩になりましたし、休息をとることで作業効率も上がったような気がします。

しかし、使用開始3ヶ月以降から、だんだんと通知がうっとうしくなってきました。

仕事中には、進捗の関係や作業の区切りなどの関係で、どうしても作業を続けたい場合というのがままあります。しかし、このアプリケーションは、そんなのお構い無しに「立ち上がる時間ですよ!」とお知らせしてきます。

使用開始して2ヶ月もすれば、次第に自分に必要な休息のペースがわかってきます。休息の習慣もつきます。そういう意味では、導入してよかったアプリケーションの一つではありますが、長く使い続けられるものではないな、というのが私の感想です。

その後、使用開始6ヶ月までは念のため使用を続けましたが、そこで遂にアンインストールしてしまいました。

目的は、このアプリケーションを使い続けアプリケーションの促す通りに立ち上がるのではなく、立ち上がる(or 休息の)習慣をつけるということですから、目的は達成されたわけです。なので、一応は導入してよかったアプリケーションと言えるのかな?というところです。

まとめ

立ち上がる(or 休息の)習慣の全くない人たちが、その習慣をつけるには、良いアプリです。しかし、恐らくある程度習慣がついた段階でうっとうしくなってくるので、長く使い続けるアプリではないでしょう。

立ち上がる習慣をつけたい人は、こちらから導入を検討してみてはいかがでしょうか。

追伸

エコノミークラス症候群の予防に、「貧乏ゆすり」が効果的らしいです。重度の貧乏ゆすらーである私は、立ち上がらずとも予防できていたのかもしれないですね。

筆者について

フリーランスエンジニアとして活動している、「もりやませーた」です。

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