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2015-09-17

ITエンジニアがゆく、富士登山1泊2日の旅(1日目)

先日、ITエンジニアの私が、あの日本一高いという富士山に登ってきました。

ルートは、吉田ルートはメジャーで混むことが予想されたので、須走ルートです。私はよく知りませんが。

「日本一高い山とはいえ、別に誰でも登れるっしょ!」と舐めた態度を取っていた私を知ってか知らずか、当日はあいにくの雨でした。

事前準備

登る話をする前に、まず、事前準備。

いくら安全な山だとはいえ、日本一高い山。頂上まで行くとふもとより30度近く気温が下がるらしいので暖かくするのはもちろん、終始岩場を歩くことになるので靴底の硬いトレッキングシューズは必須だと、アウトドアショップのおっちゃんはヌかしていました。

その胡散臭いアウトドアショップのおっちゃんの言葉を鵜呑みにした私は、暖かい格好・トレッキングシューズだけは、以下の登山専用っぽいものを揃え、完全な金づると化しました。

また、小さな石ころが足に入って痛くなることが多いらしいので、足首をガードするスパッツを購入。

いやね、買うときは「使うかなー?」とか思ってましたが、舐めてるとね、帰ってきてから痛感しますよ、シューズとスパッツの重要さに……!

登山当日

小雨の中、とりあえず車で5合目まで到着。車で半分まで登れるんですね。このまま頂上までアスファルトひきゃあいいのに。

fuji1

とりあえず出発。

五合目出発

出発から間もなく標高2,000m地点に到着。余裕綽々。

fuji2

富士山の標高は3,776mなので、あと2km弱くらい上に進むわけです。水平方向なら2kmなんて30分もあれば移動できますし、まあ余裕ですよね。

fuji3

少し歩くと、木の皮の色が薄くなってきました。樹海で多くの屍の養分を吸い取っているからでしょうか。

六合目

fuji4

ここらで、雨が強くなってきました。一応、装備はひととおり防水仕様なので、まだまだ余裕です。しかし、濡れながら登るのは寒いですね。

ここで、ひとつ気がつきます。

山小屋、休憩30分、500円。

つまり、雨宿りに500円かかるということです。晴れている日ならいいですが、雨の日にこの仕打ちは辛いです。寒いです。鼻をかもうとしたティッシュが、かむ前から濡れています。

しかし、まだ六合目。弱音は吐いていられません。

本六合目

雨の中、寒さに震えながら頑張って登ってきて、次の看板を見た瞬間、驚愕しました。

fuji5

「え、七合目じゃないの?」

「さっきの六合目はなんだったの?」

なんだかんだ、六合目から30分近く雨に濡れて登ってきて、まだ本六合目とかいうわけのわからない地点。

雨もかなり本降りになってきて、防水仕様のはずの装備のどこからか水が入ってきているようで、身体中びしょ濡れ。パンツまでびしょ濡れ。

ここらで思いました。

「あぁ……、帰りたい。」

七合目

ようやく着いた七合目。今度こそ、正真正銘の七合目です。

fuji6

今日は雨が酷いので、ここの山小屋で一泊することにします。

fuji7

山小屋の無愛想加減は異常

ここまできて、私は衝撃の事実を目の当たりにします。

七合目の山小屋のクソ加減。恐らく、私はもう二度とこの山小屋に立ち寄ることはないでしょう。

というのも、まず、山小屋の扉が開いていない。雨で凍えているのに、玄関の扉、全締まり。でも看板には営業中と書いてあります。

そして、震えながら必死の思いで窓を叩くと、ようやく山小屋の主人と思しき人が、「あー、入り口向こうだから向こうから入って。鍵開けるから。」と。

まあ、ここまではわかります。わかりますけど、せめて扉開けときましょうよ。窓叩いてようやく出てくるって商売する気あるのでしょうか。

そして、寝床に濡れた体は厳禁らしいので、着替えをし、ご飯をいただくことに。

すると、ご飯を食べている横で、山小屋の主人と思しき人が、こう言うわけです。私たちの目の前で、しかも明らかに聞こえるように。

「こんな雨の日に登山する人って頭オカシイよねえ〜w」

「私たちも若い頃は無茶したけど、雨の日に登ろうとは思わなかったなあ〜w」

そして、新しい山小屋への来客に対して、「新しいお客さんがきてますよ」と教えてあげると、

「あ、大丈夫。用があったら必死でここの窓叩きに来るでしょw そしたら出ますw」

高所にいすぎて頭がおかしくなったのだろうか。雨の中、寒くて本当に辛い思いをしている登山者を、この扱いです。親切にしてあげれば、いい客になってくれるかもしれない登山者を、この扱いです。

しかし、こんなところで不仲になってもしょうがないので、少しその主人と雑談をすると、

「最近は富士山が世界遺産になったとはいえ、山小屋への来客は少なくて困ってるんですよ〜」

とのこと。

私にはわかります。私は、この山小屋にまた来ようとは思いません。どんな商売も、多くの客がリピーターとなってくれなければ、継続的な利益にはなりません。

この山小屋は商売敵が全くなく、登山者は命をかけて山小屋に駆け込んでくるため、これまでの歴史を「山小屋>登山者」の立場を曲げることなく、歩んできたのだと思います。

なので、あんなにも偉そうな態度をとるわけですね。

そしてその借金は、今になってボディーブローのように、効いてきているわけですね。

私は当時、心の中で、こう思いながら、寝床につきました。

「明日出発した後に、この山小屋、ぶっつぶれないかなあ。」

狭い寝床に寝袋を広げ、かったい床に寝ながら思うわけです。時折起きては、ストーブの前で濡れた装備を乾かしながら……。

まとめ

女王様にハイヒールで思いっきり踏みつけられても喜んでいるようなドMな変態野郎でもない限り、雨の日に富士山に登ろうなんて変な気は起こさないほうがいいです。

起床後、2日目登頂する話は、次の記事で。

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