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Pawには、単純なHTTPリクエストの生成以外にも多くの機能があります。
全てを説明するには非常に時間がかかるくらい多機能ですが、UIはシンプルなのでどなたでも使いこなせるかと思います。
使用し始めてから半年ほど経過しますが、その中でPawのいいところ・悪いところが色々と見えてきました。現時点(Ver. 3.0.12)でのいいところ・悪いところを列挙します。
やはり、GUIで直感的にすぐHTTPリクエストを作れるということで、これまで面倒だった作業が様々な面で爆速化されます。これに尽きます。
多機能なので、機能的に不足を感じたこともありません。特に認証周りが優秀で、Twitter APIなんかもサクッと動作確認できちゃいます。
HTTPリクエスト/レスポンスを、普段は見やすいUIで確認することができ、さっと1クリックで生データでの表示に切り替えたりもできるので、単にHTTPの学習にも利用できるレベルだと思います。
細かいUIへの工夫も多く、例えばURLのGETパラメーター(クエリストリング: ?以降の"a=1&b=2&c=3"といった文字列)を自動的に分解してくれたりする等、細かい気配りも多くあるので、使いこなせば本当にテストが爆速になります。
日本語には対応していません。基本的にシンプルなUI+単純な英語なので、人並みに中学英語ができる人ならば利用できると思いますが、絶対的に英語がムリな方は、使いこなすことはできないでしょう。
また、まだ動作が不安定なことがたまにあります。HTTPヘッダーの入力・削除がうまくいかず想定外の動きをしたり、アプリケーションを終了しているのにプロセスが残り、OSシャットダウンを妨げる、など。開発は活発なので、今後のアップデートに期待します。
深く使っていくと、定義をグループ化して一括で認証の定義を割り当てたい!等、時折「もっとこうだったらいいのに・・・」という点があります。こちらも、今後のアップデートに期待です。
まだまだ改善の余地はありますが、現状でも十分役に立ちます。約50ドルですが、値段以上の価値があると思っています。APIやWebページのデバッグを行う機会の多い方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、私は導入していませんが、1ユーザー当たり月額10ドルのチーム用のプランもあるようです。共有機能も強いみたいなので、チームの方はこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
Paw - The most advanced API tool for Mac
「Paw」を使ってTwitter APIの動作確認をしてみました! よろしければこちらの記事もどうぞ。