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2015-12-02

なぜ彼らは、私に会社を辞めさせてくれないのか(続)

どうしてこうも、彼らは私に会社を辞めさせてくれないのでしょうか。

今回もご多分に洩れず、会社に退職の意向(1ヶ月後)を伝えたところ、丸々一日、喫茶店に監禁されました。

かん きん 0【監禁】
(名)スル
人を一定の場所に閉じ込め,脱出できないようにすること。「地下室に━する」
大辞林 第三版

そして、前回と同様に退職という結論に至ったまでのプロセスを、また今後の業務の引き継ぎの詳細を、事細かに説明して差し上げました。今回は社長に直接。

なんと、親切な社員なんでしょうね。このご時世、何も言わずに半分バックレみたいな形で会社を後にする人が少なくないというのに、懇切丁寧に辞める理由まで伝え、更にはその後の1ヶ月に渡る引き継ぎスケジュールまで綿密に組み上げて説明しているのですから。文句のつけようもないと思いませんか? 辞める理由からその後の仕事の流れまで、一連のプロセスを全て論理的に組み上げ、ひとまず私の言うとおりに進めておけば、とりあえず業務が滞ることはないのですから。

しかし、私はあるコトを失念していました。そう、それは、「会社というものはいつだって貪欲傲慢なもの」だということ。

どん よく 0【貪欲】
(名・形動)文ナリ 
〔古くは「とんよく」〕
次々と欲を出し満足しないこと。非常に欲張りであること。また,そのさま。金銭欲・物欲だけでなく,知識欲にもいう。「━に知識を吸収する」「━心」
派生━ さ(名)
大辞林 第三版

ごう まん がう— 01【傲慢】
(名・形動)文ナリ 
思い上がって横柄なこと。人を見下して礼を欠くこと。また,そのさま。不遜。「━な態度」「━にうそぶく」
派生━ さ(名)
大辞林 第三版

私は前回の経験から、そんなことをしてもこいつらには全くもって無駄だということを、既に理解していました。理解していましたが、一応の社会人としての礼儀として、ある種の期待を込めて、なぜあなたの会社がブラック企業なのかを理解させてあげておこうと思ったわけです。これまで多少なりとも給料を支給してくれた感謝の意を込めて。

しかし、この会社も前の会社と一緒でした。彼らにとって救うべきは現場の社員(エンジニア)ではなく、経営層なのです。

そして、よく聞くお決まりのフレーズを口にします。

1ヶ月だけ先延ばしにできないか?
1ヶ月だけ、今の意見を参考に、状況を改善するように努力するから、1ヶ月後にもう一度判断してくれないか?

そして、私がYESというまで、決してこの喫茶店からは出られないのです。出られないどころか、YESというまで詰問されます。拷問の始まりです。

どこの会社も同じなんですね。ガッカリしました。

カネのことしか考えないクソ経営者は、さっさと死にさらせ

なんて言葉は、胸の奥に必死にしまいこみ、平然を装って、仕方なくこう答えました。

1ヶ月だけ様子見します

しかし、今思えば、この判断が過ちだったのかもしれなかったです。彼らブラック企業の思う壺だったのかもしれないです。私はまんまと、彼らの手招く罠へと引きずり込まれました。

当然、こんな会社が1ヶ月なんて短期間で、状況を改善できるわけもありません。経営層と管理職のマインドが一新されない限り、1ヶ月どころか10年経っても治らないでしょう。それを見越して、このままでは監禁が解除されないから、私の人生にとって非常に価値ある若い時期の1ヶ月を、仕方なく犠牲にすることにしたのです。

ところが、事態は予想外の方向へ進みました。

あろうことか、私のスケジュールに、実質2ヶ月後に辞めると宣言しているこの私のスケジュールに、重大な業務を詰め込んだのです。

当然、退職前1ヶ月間の引き継ぎスケジュールは全てパーです。また、順調に進んでもその業務は2ヶ月以上はかかるスケジュール。私は前回の経験から、次の言葉を連想しました。

そんがいばいしょう —しやう 5【損害賠償】
(名)スル
他人に損害を与えた者がそれを塡補すること。
大辞林 第三版

これが都会の罠ですか、またもや。骨の髄まで従業員から絞り尽くす。騙された。

このまま予定どおり2ヶ月後に辞めるとなったら、その業務はストップ。なぜなら、その業務ができる優秀なエンジニアは、私以外みんな辞めてしまったから。今いる他のエンジニアだけでは対処できないのです。

最悪、

無理な退職により業務が滞ったことによる賠償を求める

と恐喝されて、更には

賠償金が払えなければ会社に残れ

と責められる羽目になる未来が容易に想像できます。そういう環境なのです。ガチガチのブラックなのです。

従業員を辞めさせないために、更に業務を押し付けるという手段は、正直言って全く予想していませんでした。ブラック企業にはこんな手法もあるのか、と。

もちろん、私に実際に賠償請求がきた場合は、支払うつもりはありませんし、恐らく裁判になっても状況からして私の勝ちは確定しています。しかし、ブラック企業にとって、裁判で勝って賠償金を手にすることが目的ではないのです。目的は、「損害賠償」という脅し文句で、従業員を辞めさせず、奴隷の如く働かせることなのです。

会社に屈したら負けなのです。

今回の経験で、なぜ多くの人が退職時に半分バックレのように、突然退職通知して議論の余地もなく辞めていくのかが、わかってきました。会社のためを思って退職の交渉に応じるということは、自分の首を絞める行為そのものなのです。次からは、今まで辞めていった優秀な先人達のように、正々堂々バックレようかと思いました。もちろん、法律上、自分が不利にならない範囲で。

なぜ彼らは、こうまでして、私に会社を辞めさせてくれないのでしょうか。疑問は増えるばかりです。

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2015-11-21

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私にはまだ東京は早すぎたのかもしれません。 ピリピリした電車の中 東京では、普通に電車で立っているだけなのに、肩がぶつかったり、私の背負うリュックと通行人のカバンが引っかかったりします。 みんなどこかイライラしていて、リ…
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